物忘れ外来とは?どんな診察・治療をしてもらえるの?

近年では、物忘れ外来という診療科がある医療機関が増えているようです。この物忘れ外来は、認知症を早い時期に発見するための診察や、治療を行っています。もの忘れが増え始めた人や、家族など周りからの判断で受診を進められた人が多く訪れています。

 

精神科や神経内科、老年内科などがある医療機関でも、認知症の診察や治療を行っているところもあるようです。物忘れ外来には、認知症専門医がいるため、より詳しい診察や治療を受けることができるでしょう。

 

診察内容は、本人と家族への問診や、長谷川式簡易知能評価スケールなどの簡単な知能テスト、血液検査や尿検査、脳の画像診断による検査などが行われます。問診は、医師の診察の前に看護師や臨床心理士などが行う場合があります。

 

本人と家族からの問診がありますが、本人からの聞き取りが難しいことが多いため、家族の訴えが重要になってくるようです。もの忘れが増えて、日常生活に影響が出ているなど、いくつかの例などを受診する前に説明できるように、しておく必要があるでしょう。

 

また、現在の病歴や既往歴も大事になります。認知症の種類によっては、いくつかの疾患と関連している場合があるため、大切な判断材料となります。認知症と診断された場合の治療法には、薬物療法とリハビリテーションがあります。

 

薬物療法では、進行を緩やかにしたり、症状を軽減する効果が期待されるものです。症状によっては、怒りっぽくなったり、不安や拒否などの行動がみられることもあるため、このような場合には向精神薬が処方されることもあります。スタッフとともに、音楽療法や演劇療法を用いることもあるようです。

 

認知症患者の数は、2025年には65歳以上の5人に1人が発症すると考えられています。高齢になるにつれて、多くの人が経験するもの忘れですが、加齢によるものと認知症とは少し違いがあるので、早い段階で専門医がいる物忘れ外来を受診してみることも大切になるでしょう。